安宅の音楽日記

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マンフレディーニのクリスマス協奏曲。イル・ジャルディーノ・アルモニコの演奏が気に入らなかったので、Geise 指揮 Cis Collegium Mozarteum Salzburg の演奏を聴きました。

メロディーが牧歌的です。聴いていて癒されます。Geise は特別上手い指揮者とも思いませんが、イル・ジャルディーノ・アルモニコの過激な演奏を聴いた後だと、丁寧な仕事ぶりに安心します。

イル・ジャルディーノ・アルモニコ盤では第一楽章がラルゴでしたが、Geise 盤ではパストラーレでした。第一楽章は、ラルゴよりパストラーレですね。曲がそんな感じです (楽譜を持っていないので、どちらが正しいのか知りませんが)。華やかさの第一楽章に続いて、第二楽章のゆったりとしたメロディー、第三楽章の躍動感。全体的に静かな感じですが、静かさが最も際立つ第二楽章が私の好みに合います。

マンフレディーニはイタリアの作曲家ということですが、古いイ・ムジチやドイツのミュンヒンガーらのアクセントの弱い演奏の方が向いていると思いました。Geise 盤はイル・ジャルディーノ・アルモニコ盤よりも過激ではないものの、チェンバロの音の入り方など、最近の「元気な古楽演奏」を感じさせるものがあります。

関連曲

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コレッリのコンチェルト・グロッソ (合奏協奏曲) Op.6-8 「クリスマス協奏曲」を聴きます。

指揮者は Jürgen Geise、オーケストラは Cis Collegium Mozarteum Salzburg です。

クリスマス協奏曲といえば、コレッリのこれがまず最初に浮かびます。それほど有名な曲ですよね。私はつい数年前まで知りませんでしたが... :p

初めて聴く人へのお勧めは何といっても、アレグロ楽章です。どこら辺がクリスマスなのか分かりませんが、とりかく滅法楽しい! 昨日紹介したロカテッリのクリスマス協奏曲の Vivace を技巧目少なめにしてメロディーをより親しみやすくした感じです。一曲通して聴いたら、アレグロだけリピート演奏してみると、どんどんこの曲にのめりこむことでしょう。

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ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ (1695-1764) のコンチェルト・グロッソ (合奏協奏曲) ヘ短調「クリスマス協奏曲」を聴きます。

指揮者は Jürgen Geise、オーケストラは Cis Collegium Mozarteum Salzburg です。

ロカテッリはパガニーニ以前の代表的なヴァイオリン曲の作曲家です。「ヴァイオリンの技法」は彼の代表作ですね。

そんなロカテッリのコンチェルト・グロッソは 7 楽章から成ります。弦楽器が落ちついた雰囲気を演出する良い曲です。特に第三楽章の Vivace は「ヴァイオリンのロカテッリ」らしい楽章です。ヴァイオリン独奏で始まり、ヴァイオリン技巧がふりまかれます。カノン風なこの楽章は聴いていて楽しいです。

この曲は、コレッリのクリスマス協奏曲のアレグロと音楽の構成が似ているかもしれませんね。

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コレッリのクリスマス協奏曲を聴こうとしてこの CD を手に取ったのですが、一曲目に入っていたスキアッシのクリスマス協奏曲がなかなかのものだったので、急遽予定を変更しました。

ガエターノ・マリア・スキアッシ (1698-1754)。イタリアの作曲家。バッハが 1685 年生まれですから、バッハより 10 年後の時代を生きた人となります。といっても、バッハはドイツ、スキアッシはイタリアですから当然音楽界の状況も違ったことでしょう。

スキアッシのクリスマス交響曲は 4 楽章、約 7 分の作品です。交響曲とは名ばかりに演奏時間は 10 分を切ります。モーツァルトの初期に、まだ「交響曲」は「序曲」と区別のついていませんでした。バッハ時代ではなおさらのことでしょう。

指揮者は Jürgen Geise、オーケストラは Cis Collegium Mozarteum Salzburg。

スキアッシのクリスマス交響曲は楽しい音楽です。第一楽章はおさえめに入ります。第二楽章はアレグロで、魅力的なメロディーが繰り返されます。カノンとかフーガが流行した時代ではありますが、そこまでちゃんとした形式ではないようです。しかし、弦楽器のかけあいは楽しいもので十分楽しめます。第三楽章は一転してラルゴ。ハープシコードの調べかな? 落ちついた通奏低音に弦がアクセントを付けています。第四楽章は曲をしめるべく華やかな宮廷風な音楽が流れます。

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