昨日の続きです。ハイドンのトランペット協奏曲はマルサリスの CD を買いました。そして、ドビュッシーの「雨の庭」を聴こうと思って手に取った CD がアレクシス・ワイセンベルグの CD でした。

今考えると本当に何も知らなかったんだなぁ、と思います。ドビュッシーのピアノ曲を聴くなら、古くはコルトー、ギーゼキングからミケランジェリやベロフなど有名な演奏家がいるわけじゃないですか。でも、当時の私は彼らの名前を全く知らなかったんですね〜。CD ショップにあったから、という理由だけで買っちゃいました。

目的の「雨の庭」は... 好みに合わなかったですねぇ。「雨の庭」については、また後日書きます。

で、本題ですが、ワイセンベルグのアルバムで良いな、って思ったのがドビュッシーの「喜びの島」でした。ドビュッシーの作品の中では (練習曲を除いて) わりかし技巧的な曲ではないかと思います。音数が多いし、その中でメロディー・ラインを大事にしないといけないし。ちょっとドビュッシーらしくない曲かな?

それがワイセンベルグと合っているんですねー。ワイセンベルグの演奏って、ちょっと無気質というか、感情が入らない感じですけど、それがまたこの「喜びの島」と合うんです。寂寥としていてね。題名と合わない演奏!? かもしれません。でも、ワイセンベルグの「喜びの島」の組み合わせ。意外とクセになっちゃいます。

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