ピエトロ・アントニオ・ロカテッリ (1695-1764) のコンチェルト・グロッソ (合奏協奏曲) ヘ短調「クリスマス協奏曲」を聴きます。

指揮者は Jürgen Geise、オーケストラは Cis Collegium Mozarteum Salzburg です。

ロカテッリはパガニーニ以前の代表的なヴァイオリン曲の作曲家です。「ヴァイオリンの技法」は彼の代表作ですね。

そんなロカテッリのコンチェルト・グロッソは 7 楽章から成ります。弦楽器が落ちついた雰囲気を演出する良い曲です。特に第三楽章の Vivace は「ヴァイオリンのロカテッリ」らしい楽章です。ヴァイオリン独奏で始まり、ヴァイオリン技巧がふりまかれます。カノン風なこの楽章は聴いていて楽しいです。

この曲は、コレッリのクリスマス協奏曲のアレグロと音楽の構成が似ているかもしれませんね。