リストの「死の舞踏」をジョバンニ・ベルッチのピアノ、フリードマン・レイヤー指揮モンペリエ国立管弦楽団の演奏で聞きます。

死の舞踏、良いですねぇ。リストの小ピアノ協奏曲と呼んでもよいこの曲は、有名な「怒りの日」のテーマをモチーフに始まります。ピアニスト・ベルッチは、確かこの盤がデビュー盤だったはず。録音のせい... ではないですね、おそらくミキシングした人が気を利かせすぎて、ベルッチのピアノがオケよりも随分前に出てきています。そんなことしなくっても、十分魅力ある演奏してくれているのにね。

ピアノのテクニックは文句なし。死の舞踏は繊細さよりも最初の怒りの日のテーマでどれだけ気分よくしてくれるかがポイントなんで、多少の粗なんて気にしません。中盤から終盤にかけて、繊細さを要義するところがありますが、そこは大家のピアニストには一歩譲るかな。とはいえ、全体のバランスはよく練られています。平均点以外の良い演奏を聴かせてくれますよ。これからの活躍も期待したいピアニストです。