クラシック音楽ばかり続きましたから、邦楽も一つ。吉田正作曲の「有楽町で逢いましょう」です。歌はフランク永井。

独特のサビのメロディーが素晴らしいですね。いざ、カラオケで歌おうとすると、音程がちゃんと取れないの。やっぱり上手い歌手が歌わないと、あの良さは出ないんですね。ちょっとタメるようにして歌ったりしてね、あのタメがほんの少し入るのがいいんでしょうねぇ。

今は有楽町も様変わりしてしまって、この曲が歌われた頃の面影などありません。いや、私の生まれる前の話ですけどね。でも、「有楽町で逢いましょう」を聴くと、この曲が流れる町並でデートして、映画を見たくなってきます。曲の中では「ロードショー」と呼ばれていましたか。う〜ん、古き良き時代。セカセカしない時代を思わずにはいられません。

フランク永井の低い声も良いですね。切なく、感情的になりすぎず、静かに盛り上がらせて上手にサビへと繋げています。低い声だから、落ち着きもでるのでしょうか。