安宅の音楽日記

タグ:ドホナーニ

五回目のメンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」レビューです。私が持っているのは、2010 年に発売された 4 枚組のメンデルスゾーン交響曲全集に入っていた盤ですが、見当たらなかったので同じ録音の CD を出しておきます。

今回は昨日に引き続きクリストフ・フォン・ドホナーニの指揮です。同じ指揮者が登場するのは、このブログで初めてのことですね。録音は昨日取り上げたクリーヴランド管 (1988 年録音) から 12 年遡って 1976 年。オーケストラはウィーン・フィルです。

クリーヴランド管との演奏はメロディーが流水の様にとめどなく流れる演奏でしたが、ウィーン・フィルとの演奏では音楽がやや膨らんでいます。ウィーン・フィルがよく歌っています。特に管楽器の表情づけが素晴らしいですね。ソロも思い入れが入った歌い方をします。合唱も新盤と比べると起伏が大きいですね。

新盤はスキのない演奏です。しかし、この旧盤は各パートを自由に歌わせる代わりに、全体を見るとスキがあります。ウィーンらしい演奏といえばウィーンらしい演奏です。これが、ドホナーニ 12 年の歳月の違いなのか、ウィーン・フィルとクリーヴランド管とのオーケストラの違いなのかは分かりません。

基本コンセプトは変わらないと思うのですが、新盤はスッキリ、旧盤は柔らかな演奏になっているのは面白いですね。どっちが良いかなんて野暮なことは言いませんよ。好みは人それぞれ。どちらの盤にも良い点がありますからね。

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メンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」を取り上げるのも、今回で四回目です。

クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーブランド管弦楽団。

ドホナーニは有名な指揮者ですが、恥ずかしながらドホナーニの指揮を聴くのはこの盤が初めてです。どんな演奏をする人なのか知らずに CD をかけています。

クリーブランド管弦楽団の弦がとても美しいですね。アーノンクールや盤マルケヴィッチ盤とは対極にある様な滑らかな弦合奏です。アクセントや盛り上がりよりも、メロディーを流すことに主眼を置いているように思います。

序奏に続くソロも合唱も、とても美しいです。なにより流れに統一感があるのが良いですね。合唱と合奏は統一感があるというより、お互いをサポートしています。

聴いていてワクワクする「最初のワルプルギスの夜」です。次の音がどう聞こえるのかが楽しみになる演奏です。

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