先日紹介した「カラヤン・ポピュラー・コンサート」が私の最初のクラシック体験だとしたら、私にとってのクラシック入門は「クラシック・コレクション」という雑誌でした。二週に一度、890 円で一人の作曲家の簡単な解説と CD が付いてくる... という企画物。50 号くらいまで集めたでしょうか。

ほとんどクラシック音楽を知らない私でしたから、ほとんどの曲が初めてで、演奏云々をこだわったりはしていませんでした。若かったですね〜。

でもね。これは別の CD でも聴いてみたい、って曲が現れたんですよ。クラシック音楽の醍醐味の一つ。聴き比べですね。それが、ハイドンのトランペット協奏曲 変ホ長調とドビュッシーの「雨の庭」でした。今回はハイドンの作品を取り上げます。

近所の CD ショップに入って手に取ったのはウィントン・マルサリスがトランペットを吹く CD でした。これは大当たり。マルサリスのトランペットはとてもストレート。弱音から強音まで安定した音色を聴かせてくれます。クセがないというか、クセを付けないというか。トランペットの音色が透明の様にも感じてしまいます。サポートするレッパードの指揮もマルサリスの演奏を上手くサポートしていて、協奏曲として上々。

今でも何度も聴きかえす CD になりました。

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