コレッリのクリスマス協奏曲を聴こうとしてこの CD を手に取ったのですが、一曲目に入っていたスキアッシのクリスマス協奏曲がなかなかのものだったので、急遽予定を変更しました。

ガエターノ・マリア・スキアッシ (1698-1754)。イタリアの作曲家。バッハが 1685 年生まれですから、バッハより 10 年後の時代を生きた人となります。といっても、バッハはドイツ、スキアッシはイタリアですから当然音楽界の状況も違ったことでしょう。

スキアッシのクリスマス交響曲は 4 楽章、約 7 分の作品です。交響曲とは名ばかりに演奏時間は 10 分を切ります。モーツァルトの初期に、まだ「交響曲」は「序曲」と区別のついていませんでした。バッハ時代ではなおさらのことでしょう。

指揮者は Jürgen Geise、オーケストラは Cis Collegium Mozarteum Salzburg。

スキアッシのクリスマス交響曲は楽しい音楽です。第一楽章はおさえめに入ります。第二楽章はアレグロで、魅力的なメロディーが繰り返されます。カノンとかフーガが流行した時代ではありますが、そこまでちゃんとした形式ではないようです。しかし、弦楽器のかけあいは楽しいもので十分楽しめます。第三楽章は一転してラルゴ。ハープシコードの調べかな? 落ちついた通奏低音に弦がアクセントを付けています。第四楽章は曲をしめるべく華やかな宮廷風な音楽が流れます。