安宅の音楽日記

タグ:シューマン

シューマンのピアノ曲集「森の情景」を聴きます。演奏はギーゼキングです。CD 盤は廃盤のようで、値がつり上がっていたので、MP3 版を貼っておきます。

シューマンのピアノ曲の中ではあまり知られていない方でしょうか。今日、むしょうに聴きたくなったので愛聴盤であるギーゼキングの CD を取り出して聴いています。

音楽としては「子供の情景」のような明るさと「クライスレリアーナ」にある一種の狂気がわずかに垣間見える中に、熟年してより深い描写が込められた作品と言えるでしょう。聴く分には技術的に難しい曲には思えないのですが、シンプルさゆえに描写力が問われる難曲だと感じます。

ギーゼキングのこの CD は 1951 年の放送録音です。モノラルで少し音を外しているところもあります。今ならもっと良い録音の CD も、キズのない演奏もあるでしょう。しかし、こういうシンプルにして深い曲こそギーゼキングが得意とするところです。多少の演奏ミスなど気にしていられましょうか。特に前半の「ドイツの森」を思わせる演奏描写には今のピアニストにはない味があります。

ギーゼキング盤はファースト・チョイスにはお勧めできません。録音が良く、演奏の上手い CD を聴いて、もう一つ遊んでみたい、という方。どうぞ。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

シューマンのピアノ曲 謝肉祭 Op.9 を聴きます。

ピアノはブリジット・エンゲラー (Brigitte Engerer)。去年、エンゲラーの録音を 6 枚組にしたボックスが発売されました。そのうちの一枚です。Amazon での値段は 5,679 円。1 枚千円以下で買える計算ですね。

さて、エンゲラーの謝肉祭です。謝肉祭は 20 曲からなるピアノ曲集です。エンゲラーの演奏はダイナミクスさを抑えたもの。音が柔らかくて、包みこまれるように感じるのが特徴的です。どうやったら、こんなピアノの音が出せるんでしょう!!

この CD。シューマンのピアノ曲集なのに、ショパンのピアノ曲を聴きている様に錯覚してしまいます。原因は何でしょう? 弱音? テクニック? 理由は分からないのですが、そう感じるのです。私一人だけかもしれませんが... エンゲラー、不思議なピアニストです。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

このページのトップヘ