タグ:カラヤン

年も明けて 2014 年となりました。本年もよろしくお願いします。

さて、1/1 のお楽しみといえば、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート。今年の指揮者はダニエル・バレンボイム。毎年、指揮者によって演奏曲の変わるニュー・イヤー・コンサート。今年はどんな曲が演奏されるのか楽しみです。

そんな中、毎年、アンコールでかかる二曲は不動です。ヨハン・シュトラウス II 世の「美しく青きドナウ」とヨハン・シュトラウス I 世の「ラデツキー行進曲」。

今日はニュー・イヤー・コンサートが始まる前にカラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニーの演奏で「美しく青きドナウ」を聴いてみます。定番というのでしょうか。とても安定した演奏ですね。安心して聴くことができます。この曲自体、よく出来ているのでよほど下手な指揮者が振らないと下手に聞こえない気もします。ましてや、ウィーン・フィル、ベルリン・フィルの演奏で下手な演奏を聴く方が珍しいでしょう。今日のニュー・イヤー・コンサートを楽しみに、カラヤンの演奏で一心地つきます。

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マンフレディーニのクリスマス協奏曲を聴きます。今回の演奏は、カラヤン指揮ベルリン・フィルです。

カラヤンの 70 年代の録音を集めたボックスより 1 枚目。70 年代のカラヤンらしく、ともかくベルリン・フィルの演奏が美しい!! 古楽的なアクセント無しで、弦楽器の美しさ、これぞと言わんばかりの演奏です。こういう演奏するとマンフレディーニのクリスマス協奏曲は美しさを増します。

第二楽章は私の好きな楽章ですが、ただでさえゆっくりと演奏されるフル・オーケストラが更にゆったりとメロディーを奏でて美しい。こういうピッチの揃った「美しさ」は小編成でこそ達成できると思うのですが、そこは流石カラヤン指揮ベルリン・フィルということでしょうか。重量級ながら、すさまじいばかりに弦が揃っています。

カラヤン・クラスにオーケストラをコントロールする指揮者というと、トスカニーニやライナー、ムラヴィンスキーなどを思い浮かべますが、彼らはクリスマス・コンチェルトを残していないでしょうし、演奏したとしても、カラヤンの様な「美しさ」ではない気がします。また、ラトルを始めとした次世代の名指揮者は、マンフレディーニの時代性を考慮してフル・オーケストラで演奏することはないでしょう。そう考えてみると、フル・オーケストラで、ともかく美しく、ゆったとした演奏というのはカラヤン盤でしか聴けないのかもしれません。こうした奇跡のような一枚に出会えたことに感謝です。

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「カラヤン・ポピュラー・コンサート」という CD アルバムがあります。カラヤンの演奏で良い所取りをしたコンピレーション・アルバムです。私にとって最初のクラシック音楽の体験がこのアルバムでした。確か、父が買ってきてくれたものだったと記憶しています。古いアルバムですが、今もまだ SHM-CD として出ているようです。

クラシック音楽は、実家の LP と学校の音楽の授業くらいでしか聴いたことがなかったので、本当に有名な作曲家しか名前を知りませんでした。ロッシーニとかビゼーとかシベリウスとか、このアルバムで初めて知ったんじゃないかしらん。

その中で、特に心ひかれた曲がホルストの組曲「惑星」から第 4 曲目「木星」でした。カラヤンは 2 回「惑星」を録音していますが、これは二度目のベルリン・フィルとの演奏ですね。華やかで壮大で。今でもお気に入りの一曲です。

後で、(コンピレーション・アルバムでないちゃんとした) カラヤンの惑星を手に入れましたが、実家に帰った時は初心に戻ってこのアルバムに手を伸ばしています。

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