安宅の音楽日記

タグ:アーノンクール

1992 年度グラモフォン・アワードを受賞したアーノンクールのベートーヴェン交響曲全集。この全集の白眉は第 1 番と第 6 番「田園」だと思うのですが、今回は第 1 番をチョイスします。オーケストラはヨーロッパ室内管弦楽団。

アーノンクールの振るベートーヴェンの交響曲第 1 番は、適当な緊張感が張られており、思わず音楽に引き込まれます。アーノンクールと「やりすぎてしまう」指揮者というイメージが強いのですが、ここではベートーヴェンの音楽をまとめ上げることに精力を費しているようで、小編成の響きの中から精度の高い合奏を聴かせてくれます。

フルトヴェングラーやトスカニーニ、カラヤンの様な大編成の魅力よりも、古楽的な小編成の響きと緊張感を楽しむ出来に仕上がっていると思います。特に第 1 番は、ベートーヴェンの交響曲の中でも大編成を要求しない作品ですから相性が良いのでしょう。

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まどか☆マギカ関連、続きます。すみません。

まどか☆マギカに出てくる最大の魔女「ワルプルギスの夜」。有名な名称ですね。音楽の世界ではベルリオーズの「幻想交響曲」で現れるのが有名でしょうか。有名なだけあって、色々な人が取り上げています。今回取り上げるのは、メンデルスゾーン作曲の「最初のワルプルギスの夜」です。少しマイナーかな? CD は手近にあったアーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団の演奏を選んでみました。

「最初のワルプルギスの夜」はゲーテのテキストをベースにしたカンタータ。演奏時間は約 30 分。

序奏は管弦楽のみ。メンデルスゾーンらしいメロディー・ラインで始まります。スコットランドの様な力強さを感じる曲作りです。重厚さと爽やかさが交互にやって来る序奏です。この序奏部だけで、私はもうこの曲の虜になりました。

そしてテナーから合唱に繋りカンタータが本格的に始まります。この盤の合唱はアーノルド・シェーンベルク合唱団が歌っているので美しさも一際です。メンデルスゾーンって合唱曲があまり有名じゃないですけど、とても綺麗な合唱曲を書く人ですね。

ソロの部分がやや台詞っぽく歌われて、合唱に入ると美しいメロディーが流れだします。その繰り返し。ちょっと変わった構成ですね。ここら辺に慣れると、「最初のワルプルギスの夜」が楽しめます。カンタータというより、ちょっとモーツァルトのオペラみたい。

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