安宅の音楽日記

カテゴリ: クラシック音楽

急に冷え々々として、「昨日は冷蔵庫、今日は冷凍庫」と言われる程寒くなっています。私も鼻水が止まらず、ちょっと頭痛も。。。

BGM っぽくかけられる音楽ないかな〜と考えて、取り出したのはこちら。ヨハン・シュトラウスのワルツ集。ワルツにも激しい曲、破天荒な曲、色々あります。オーソドックスでワルツを躍るような、それでいて美しいメロディーに溢れた曲を聴きたい。そこでヨハン・シュトラウス II 世の「美しく青きドナウ」を聴きます。

風邪っぽい時に、この優雅さはたまりませんねぇ。毎年、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート (の TV 中継) で聴いていますが、飽きることがありません。

演奏するウィーン・リング・アンサンブルは、ライナー・ノートによると 9 人体制。録音は 1990 年 9 月。小編成ゆえに大音量が出ず、室内楽風。サロンっぽい雰囲気が醸し出されます。今の私にピッタリな演奏です。

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テレマンの「無伴奏ヴァイオリンのための 12 の幻想曲」を取り上げます。ヴァイオリンはイヴァン・ジェナティー (Ivan Ženatý)。1988 年 7 月の録音です。私の持っている CD が Amazon で見つからなかったので、MP3 版を紹介しておきます。

無伴奏ヴァイオリンと言えば、J. S. バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータが有名曲ですね。バッハは 1685 年生まれ。同曲の作曲は 1720 年とされています。一方、テレマンはバッハに先がけること 4 年、1681 年生まれ。無伴奏ヴァイオリンのための 12 の幻想曲は 1735 年の作品とされています。当時の交通事情や流通を考えるに、テレマンはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータを知った上でこの曲を書いたのでしょうか。興味のつきない所です。

さて、曲の方はと言いますと、メロディー主体で対位法的な扱いの少ない曲集です。同じ無伴奏ヴァイオリンでも、パガニーニのような超絶技巧も出てきません。素直な音楽作りですね。さりとて、バロックの雰囲気は随所に現れるので、バロックの曲が好きな人には向きそうです。

ヴァイオリニストのジェナティーはこの CD で初めて名前を知った人です。1962 年生まれとのこと。録音当時 26 歳。音楽を聴くと、もう少し成熟した感じを受けます。端正・丁寧に弾いた演奏で、特別名演とも思いませんが、この楽曲の良さは十分に引き出しているのではないかと思います。

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イル・ジャルディーノ・アルモニコのコンサート・マスターとして有名なエンリコ・オノフリのソロ・アルバム。冒頭を飾るのは、大バッハの名曲トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565。そのヴァイオリン独奏編曲版。編曲者はオノフリ自身。自作自演ならぬ自編自演です。

最初の鋭く冷たいヴァイオリンの響きから鳥肌が立ちます。メイン・メロディーは崩すことなく、力強く弾かれます。フーガに入っては不思議なことに対位法のメロディーが聴こえてきます。見事な編曲と技術です。

この CD は、とあるお宅にオーディオ訪問した際に聴かせてもらいました。めくるめくファンタスティックな演奏に虜となり、私も買ってしまった次第です。ちょっと音量を大きめにして聴くと、楽しいですよ。

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ファンタジーが好きな私はデュカスの「魔法使いの弟子」という曲名にひかれて、何度か曲を聴いていました。しかし、どうにも好きになれませんでした。

そんな時、映画館で観た「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ校にハッと閃かされました。私が理想としていた「魔法使いの弟子」とは一流の魔法使いに弟子入りした「魔法使い」だったのです。イメージとしては、ガンダルフに魔法を教わるエルフという感じでしょうか。しかし、この曲はもっと幼い「魔法使いの弟子」をイメージしていたのですね。それこそ、ホグワーツ校でわんぱくしている魔法使いの卵たちのように。それを、思いついたとたん、この曲が面白くなりました。

当時は、コンスタンティン・シルヴェストリの指揮するボックス (現在、廃盤?) でしかこの曲を持っていなかったので、何度となく繰り返し聴きました。魔法使いの弟子がヘマをして、どんどんと収拾がつかなくなっていく様子が目に浮かぶようでした。イメージの持ち方一つで、曲の楽しさが反転する。そんなこともあると、「魔法使いの弟子」は教えてくれました。

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このアルバムには、イエペス二度目の「アランフェス協奏曲」の録音が収録されています。ですが、今回はそれを脇に置いて、ロドリーゴのマドリガル協奏曲を取り上げます。ライナー・ノートによると、1966 年作曲。ロメロ・ファミリーに献呈とのこと。

マドリガル協奏曲は 2 台のギターのための協奏曲です。ギターはナルシソ・イエペスとゴドリーヴ・モンダン (Godelieve Monden) が担当。ガルシア・ナバロによる指揮で、オーケストラはフィルハーモニア管弦楽団。録音は 1979 年 4 月です。

9 つの楽章に分かれていて、一つ一つの楽章でクルクルと見た目を変えます。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲を連想させる感じです。どの曲も情緒あふれ、楽しませてくれます。

その中でもお気に入りは 8 曲目。この協奏曲の中でも二番目に長い 6 分程の曲です。実はこの楽章、クリストファー・リーが枢機卿役を演じた映画「三銃士」の中で、急ぎ馬でかけるシーンに使われました。当に馬が駈けるごとく疾走感あふれる曲として好きな曲です。

惜しむらくは、「二台ギター」という編成のためでしょうか? 録音が少ないことです。

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