安宅の音楽日記

2013年12月

2013 年最後を締めくくる曲に選んだのは、今年私のベストだった映画「魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」から印象的な一曲です。といっても、映画版のサントラは発売されていないので、テレビ版サントラから同じ曲を選んできました。「Puella in somnio」。訳すと「夢の中の少女」?。ほむらのテーマ曲ですね。

以下、映画のネタバレを含みます。

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指揮者コリン・デイヴィスが RCA レーベルに残した録音を全てまとめるボックスが予約受付中です。Amazon 価格 10,242 円。51 枚組。一枚当たり約 200 円とお買い得です。

RCA レーベルは過去に、グールド、ホロヴィッツ、ハイフェッツ、ルービンシュタイン、トスカニーニといった大アーティストの全集をリリースしていますが、本ボックスもその系譜に繋がるものでしょうか。少し違いを挙げるとすれば、グールドらはほとんどの録音を RCA レーベルに残していたのに対し、コリン・デイヴィスはフィリップスやデッカにも相当数の録音を残していることでしょう。

RCA レーベルでの録音ではアリシア・デ・ラローチャと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲集や、シュターツカペレ・ドレスデンを振ったシューベルトの交響曲全集、ロンドン交響楽団を振ったシベリウスの交響曲全集などが目玉となりましょうか。一つ手に入れてみたいボックスです。

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デュオ・ディ・バッソのサード・アルバム「プログレッシブ・デュオ」から 10 曲目、ヴィオッティのスケルツァンド ニ長調を聴きます。

ヴィオッティ (1755-1824) はイタリア生まれフランスで活躍した作曲家。パガニーニ以前のヴァイオリン曲作曲家としてはロカテッリ (1695-1764) が有名ですが、ヴィオッティも 29 曲のヴァイオリン協奏曲、21 曲の弦楽四重奏曲を書いています。

ここで聞く「スケルツァンド ニ長調」は、おそらく「6 つのチェロ二重奏」の一曲目 チェロニ重奏曲 WIV.37 の第四楽章をチェロとコントラバス用に編曲したものではないかと思うのですが、推測の域を出ません。詳しい方、いらっしゃいましたらコメント下さいませ。

演奏者のデュオ・ディ・バッソはチェコ・フィルのメンバー二人によって構成されるグループ。チェコ・フィルのコンサートマスターにしてチェリストのフランティシェック・ホストとコントラバス首席奏者のイルジー・フデッツのデュオです。

ヴィオッティの曲は有名なヴァイオリン協奏曲 第 22 番以外あまり知られていないので、このようなアルバムに収録されているのは (アレンジされていたとしても) ありがたいものです。曲はチェロとコントラバスが語り合うように進みます。チェロやコントラバスというと、ヴァイオリンと比べて音程を取りづらい楽器ですが、この演奏では「楽しめる」レベルで聞くことができます。

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「異国の丘」がレコードとして発売されたのは 1948 年ですが、戦中、満州に居た吉田正によって作曲されました。1943 年頃と聞いています。戦後にはシベリア抑留の兵士の間でも歌われたと聞きます。正に異国に在って、日本へ戻る日を待ち望んでいた吉田正の心を反映した曲となっています。哀愁にあふれる曲です。

戦争中には、軍歌に数えられるような政府のプロパガンダ的な曲とは別に、一個人によって作曲されたり自然と広がったりする曲がありますね。南北戦争における D. E. ハメットの「ディキシー」、アメリカ独立戦争における民謡「ヤンキー・ドゥードゥル」、フランス革命におけるルージェ・ド・リールの「ラ・マルセイエーズ」、等々。

こういった曲は、戦争という悲惨さの隣合わせでありながらも、どこか自立的で「戦争」から切り離されても生きてゆく「曲」としての生命力があるように思います。

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過去記事で「デスラー 襲撃」を取り上げて以来、この曲をスピーカーで聴きたくてたまらなくなって遂に CD を買ってしまいました。

曲については、過去記事で説明済みですから省略しますね。

ちゃんとしたスピーカーで聴くと、曲始めにかかるコントラバスのゴリゴリという音が音階まで聴きとれるので嬉しいですね。音楽の全貌をようやく見ることが出来た気がします。少し大きめのボリュームにしてあげると、目の前にオーケストラが現れて音楽を奏でているかのようです。

リピートで聴いていると、基本、主メロディーの繰り返しなのが気になります。最後がフェードアウト風に終わってしまうのが、何とも残念です。一つの曲として成立させる意味でも、最後はフェードアウトではなく、ベートーヴェンのような盛り上がりを入れてキッチリと終わってくれたら... と思わずにはいられません。

1978 年のサントラでは仕方がないのでしょう。それでもフル・オーケストラ版のスコアを作っていてくれたら... 嗚呼。とにかく良い曲です!!

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