安宅の音楽日記

2013年10月

六枚目のメンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」のレビューです。これで、私の手持ちは最後のはず。私が所有しているのは「Mendelssohn Complete Masterpieces」という 30 枚組ボックスですが、Amazon では新品 36,855 円という高値。中古品で良ければ 6,444 円で買えます。一応、同じ録音が収録されているであろうメンデルスゾーンの交響曲+αなボックス 6 枚組も紹介しておきます。こちらなら、新品で 4,078 円、中古で 2,400 円です。

さてレビューに移りましょう。クラウス・ペーター・フロール指揮バンベルク交響楽団の演奏。

フロールという指揮者の名前は初めて聞きます。少し調べてみると、あのクルト・マズアの弟子で、師匠を越えるかもと期待されている指揮者だそうですね。

なるほど、フロールの指揮はマズアの指揮に似ています。細かく弦が表情を付けるところに特徴が出ているでしょうか。いや、名前を知らなかったので侮っていましたが、これはなかなかの演奏です。驚きました。表情が豊かですが、大げさにならない。管楽器に少し粗さがあるかもしれませんが、オケとソロと合唱のバランスと流れが自然です。これは好演です。秀演です。これほどの演奏が入手しずらいとは、とても残念です。

ドホナーニ新盤と並んで、ファースト・チョイスとして紹介したい演奏です。

今回、一連の聴き比べで聴き直して、フロールという指揮者の名前が私の頭に刻まれました。最後の最後に、良い収穫が待っていました。

関連曲

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「カラヤン・ポピュラー・コンサート」という CD アルバムがあります。カラヤンの演奏で良い所取りをしたコンピレーション・アルバムです。私にとって最初のクラシック音楽の体験がこのアルバムでした。確か、父が買ってきてくれたものだったと記憶しています。古いアルバムですが、今もまだ SHM-CD として出ているようです。

クラシック音楽は、実家の LP と学校の音楽の授業くらいでしか聴いたことがなかったので、本当に有名な作曲家しか名前を知りませんでした。ロッシーニとかビゼーとかシベリウスとか、このアルバムで初めて知ったんじゃないかしらん。

その中で、特に心ひかれた曲がホルストの組曲「惑星」から第 4 曲目「木星」でした。カラヤンは 2 回「惑星」を録音していますが、これは二度目のベルリン・フィルとの演奏ですね。華やかで壮大で。今でもお気に入りの一曲です。

後で、(コンピレーション・アルバムでないちゃんとした) カラヤンの惑星を手に入れましたが、実家に帰った時は初心に戻ってこのアルバムに手を伸ばしています。

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今日、帰宅したら Amazon から届いていました。「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語」のオープニング曲です。

予告編でかかっていた曲なので、(何度も予告編を見ていた身としては) 馴染みのある音楽です。映画本編かなり濃密な内容だったので、エンディング曲の記憶はちょっと... エンディング曲に比べると、この曲は事前に知っていたのと、映画でかかるシーンがとても良い感じなので聴いていて明るくなってしまいます。「魔法少女」アニメって楽しいよね! って、そんな希望に満ちた曲です。

特に最初に奏でられる鉄琴 (?) の音色が奇麗ですね。この曲の性格を表しているように思います。

映画があんな転換から、シリアス路線に入って、うわーっと思ってたら、そこからそうくるか〜、という怒涛の「まど☆マギ」展開になることを考えると、「カラフル」は映画の中のオアシスですね。

関連曲

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五回目のメンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」レビューです。私が持っているのは、2010 年に発売された 4 枚組のメンデルスゾーン交響曲全集に入っていた盤ですが、見当たらなかったので同じ録音の CD を出しておきます。

今回は昨日に引き続きクリストフ・フォン・ドホナーニの指揮です。同じ指揮者が登場するのは、このブログで初めてのことですね。録音は昨日取り上げたクリーヴランド管 (1988 年録音) から 12 年遡って 1976 年。オーケストラはウィーン・フィルです。

クリーヴランド管との演奏はメロディーが流水の様にとめどなく流れる演奏でしたが、ウィーン・フィルとの演奏では音楽がやや膨らんでいます。ウィーン・フィルがよく歌っています。特に管楽器の表情づけが素晴らしいですね。ソロも思い入れが入った歌い方をします。合唱も新盤と比べると起伏が大きいですね。

新盤はスキのない演奏です。しかし、この旧盤は各パートを自由に歌わせる代わりに、全体を見るとスキがあります。ウィーンらしい演奏といえばウィーンらしい演奏です。これが、ドホナーニ 12 年の歳月の違いなのか、ウィーン・フィルとクリーヴランド管とのオーケストラの違いなのかは分かりません。

基本コンセプトは変わらないと思うのですが、新盤はスッキリ、旧盤は柔らかな演奏になっているのは面白いですね。どっちが良いかなんて野暮なことは言いませんよ。好みは人それぞれ。どちらの盤にも良い点がありますからね。

関連曲

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メンデルスゾーンの「最初のワルプルギスの夜」を取り上げるのも、今回で四回目です。

クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮クリーブランド管弦楽団。

ドホナーニは有名な指揮者ですが、恥ずかしながらドホナーニの指揮を聴くのはこの盤が初めてです。どんな演奏をする人なのか知らずに CD をかけています。

クリーブランド管弦楽団の弦がとても美しいですね。アーノンクールや盤マルケヴィッチ盤とは対極にある様な滑らかな弦合奏です。アクセントや盛り上がりよりも、メロディーを流すことに主眼を置いているように思います。

序奏に続くソロも合唱も、とても美しいです。なにより流れに統一感があるのが良いですね。合唱と合奏は統一感があるというより、お互いをサポートしています。

聴いていてワクワクする「最初のワルプルギスの夜」です。次の音がどう聞こえるのかが楽しみになる演奏です。

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