モーツァルトの歌劇「後宮からの逃走」(もしくは、後宮からの誘拐) のハルモニームジークを聴きます。ハルモニムジークは貴族の家でも演奏できるように管楽アンサンブル向けに交響曲やオペラを編曲したものです。

今回、聴くのはザビーネ・マイヤー管楽アンサンブルによる演奏。編曲はフランツ・ヨーゼフ・ロジナック (1748-1823) です。

後宮からの逃走は全曲で 2 時間超の作品ですが、ここに聴くハルモニームジークは 60 分程度。オペラの良い所取りをしていて、モーツァルトの楽しい音楽がとどまることなく流れてきます。マイヤー管楽アンサンブルは 9 人構成。各人が旋律一つ一つを大事にして演奏している感じで飽きさせません。