安宅の音楽日記

アルバム「beyond the Missouri Sky」はチャーリー・ヘイデンとパット・メセニーの二人によるジャズ・アルバムです。アコースティック・ギターとベースによる演奏。1996 年の録音。一曲目の「Waltz for Ruth」を代表曲として選んでみました。

オーディオ・ショップに先日行って、何かお勧めの CD はないものか? ときいてみました。オーディオ・ショップで CD? と思われるかもしれません。しかし、音楽が好きだからオーディオに凝るわけです (時々、目的と手段が逆になる人もいますが)。店員にも好きな音楽があるわけです。人に勧めたい CD があるわけです。そんなオススメ CD は今店頭にありますか? と尋ねてみました。そこで紹介されたのが、この「byyond the Missouri Sky」でした。

メロウで落ち付けるジャズ。それが彼の好みのようです。自分の好みばかりで音楽を集めていると、新しい音楽と出会えません。「beyond the Missouri Sky」はいくつクラシックばかり聴いている私に、柔らかい風を吹き込んでくれました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

ファンタジーが好きな私はデュカスの「魔法使いの弟子」という曲名にひかれて、何度か曲を聴いていました。しかし、どうにも好きになれませんでした。

そんな時、映画館で観た「ハリー・ポッターと賢者の石」のホグワーツ校にハッと閃かされました。私が理想としていた「魔法使いの弟子」とは一流の魔法使いに弟子入りした「魔法使い」だったのです。イメージとしては、ガンダルフに魔法を教わるエルフという感じでしょうか。しかし、この曲はもっと幼い「魔法使いの弟子」をイメージしていたのですね。それこそ、ホグワーツ校でわんぱくしている魔法使いの卵たちのように。それを、思いついたとたん、この曲が面白くなりました。

当時は、コンスタンティン・シルヴェストリの指揮するボックス (現在、廃盤?) でしかこの曲を持っていなかったので、何度となく繰り返し聴きました。魔法使いの弟子がヘマをして、どんどんと収拾がつかなくなっていく様子が目に浮かぶようでした。イメージの持ち方一つで、曲の楽しさが反転する。そんなこともあると、「魔法使いの弟子」は教えてくれました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

このアルバムには、イエペス二度目の「アランフェス協奏曲」の録音が収録されています。ですが、今回はそれを脇に置いて、ロドリーゴのマドリガル協奏曲を取り上げます。ライナー・ノートによると、1966 年作曲。ロメロ・ファミリーに献呈とのこと。

マドリガル協奏曲は 2 台のギターのための協奏曲です。ギターはナルシソ・イエペスとゴドリーヴ・モンダン (Godelieve Monden) が担当。ガルシア・ナバロによる指揮で、オーケストラはフィルハーモニア管弦楽団。録音は 1979 年 4 月です。

9 つの楽章に分かれていて、一つ一つの楽章でクルクルと見た目を変えます。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲を連想させる感じです。どの曲も情緒あふれ、楽しませてくれます。

その中でもお気に入りは 8 曲目。この協奏曲の中でも二番目に長い 6 分程の曲です。実はこの楽章、クリストファー・リーが枢機卿役を演じた映画「三銃士」の中で、急ぎ馬でかけるシーンに使われました。当に馬が駈けるごとく疾走感あふれる曲として好きな曲です。

惜しむらくは、「二台ギター」という編成のためでしょうか? 録音が少ないことです。

このエントリーをはてなブックマークに追加 Clip to Evernote

このページのトップヘ